2022年12月、サステナブルパッケージングのリーディングカンパニーであるAll4Labelsグループは、脱炭素化へのコミットメントの一環として、大規模なUV LEDアップグレードプログラムの実施を開始する計画を発表しました。
GEWとAll4Labelsのアップグレードプログラムに関する発表はこちらでお読みいただけます。
GEWとAll4LabelsグループがLED化について協議
ブリュッセルで開催されたLabelexpo Europeで、All4Labels社のSeverin Much氏とこのアップグレードプログラムについて話し合う機会を得ました。Severin氏はAll4Labelsのグローバル印刷技術担当で、このプログラムのフェーズ1の実施に尽力しました。
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セヴェリン氏はAll4Labels社の目標を以下のように説明しました。
「LEDは、特にCO₂排出量の目標を達成するための潜在的な目標の1つです。フェーズ1では、全世界で約70台の印刷機をUVからUV LEDに切り替える予定です。その結果、年間2,000トンのCO₂を削減することができます。
「今年末には、フェーズ2の評価を開始する予定です。当社は昨今、M&Aも活発に行い、現在では全世界に50の拠点があります。
GEWの営業担当マネージング・ディレクター、ロバート・ラエのコメント: 「GEWのLED技術革新は2015年から本格的になりました。この時には既にLEDが、『業界の未来』『持続可能性の未来』そして『エネルギー消費とCO₂排出量の削減』に重要な役割を果たす技術になると確信していました。
「何年にもわたる技術革新と製品開発の末に、数年前に空冷式AeroLEDを発売。All4Labels社のように、従来型水銀UVランプををLED化したいという多くの企業の夢と野望を実現することができるようになりました。
ロバートは最後に、世界市場におけるLEDの可能性について次のように述べました。: 「世界市場には、既に膨大な量の水銀UVランプが設置されています。ヨーロッパでは全体の5%程度、そして世界では更に少ない量したLEDに変更していないと考えています。All4Labels社は、これを実現するパイオニアですが、まだまだ長い道のりは長いです」。
All4Labels社のLED化プロジェクトのフェーズ1で使用されるランプの約90%がGEW社の空冷式AeroLEDだが、これはGEWの水銀UVランプと印刷機のステーション上で簡単に入れ替えることができ、2つの技術を並行して使用することができる。これにより、コーティング、ニス、特色など、まだLED硬化性が確立されていないインキには水銀UVを使用し続け、他はLEDを並行して使用するなど、生産に究極の柔軟性がもたらされる。
AeroLEDの詳細については、こちらのAeroLED製品ページをご覧ください。